学校法人日本聖公会田辺学園 シオン幼稚園 | 和歌山県 | 田辺市

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園だより

 

2020年度 年主題

2020年度 年主題
 
2020年度 年主題『こころが満たされる』
 
年主題聖句 喜びと平和とであなたがたを満たす
ローマの信徒への手紙15章13節
 

2020年度 園だより

2020年度 園だより
フォーム
 
5月
【今月の聖句】
あなたは私のもの。私はあなたの名を呼ぶ
イザヤ書43章1節
 
園長 鈴木志都 
 先日、家の片づけをしている時、テレビを付けていたら、再放送でドラマの『JIN=仁=』が放映されていました。江戸時代にタイムスリップした現在の脳外科医が、自らも幕末の動乱に巻き込まれていく話ですが、その中にコレラと戦う江戸の医療ドラマが出ていました。まさに現在の私たちの新型コロナウイルスと戦う様子と重なり、いつの時代もこういう事が起こりうるのだなと時代を超えて共感していました。
保護者の皆さま、お友だち、お元気でいらっしゃいますか?思いっきり幼稚園で友達と先生と遊ばせてあげたいのに、それができなくて私たちも大変もどかしさを感じています。
本来、いつもの5月なら、満3歳児(ひよこ組)3歳児(りす組)…自分のシールを覚えてノートやタオルの置き場所を知ったり、4歳児(ぱんだ組)…春の自然に目を向けて、てんとう虫やちょうちょを追いかけたり、5歳児(きりん組)…さら砂を作るのが上手になって思いっきり外で遊んでいる頃です。早く幼稚園にみんなの笑い声が響くようにならないものかと願います。
今月の園便りの写真は、30年ほど前、濱屋園長時代に京都の染色家斉藤先生の指導の下、子どもたちと染めた布で作った『こいのぼり』です。昨年、倉庫から顔を出し、私も感動の悲鳴を上げてしまいました。そう、こいのぼりを縫ったのは私なのです。今年は、きりん組のお兄さんお姉さんに作ってもらえなくて、この『こいのぼり』に代役を務めてもらいました。早くみんなと感染を気にしないで会える日が来ますように…。
 
4月
【今月の聖句】
あなたがたは神に愛されている子どもです
エフェソの信徒への手紙15章13節
 
園長 鈴木志都
 あちらこちらでは桜が満開で春一面です。気持ちのいい季節ですが、今年は新型コロナウイルス感染防止のために活動自粛です。子どもたち、保護者の皆様には昨年度末から幼稚園の措置にご理解ご協力いただき本当に有難うございます。また、感染症陽性反応の方々には、心からお見舞い申し上げます。
 幼稚園の始園式や入園式も13日14日となりましたが、どうにかして取りやめず決行できないかと職員みんなで考えました。その結果、始園式はきりん組ぱんだ組のみ、入園式は入園児と保護者のみとさせていただきました。保育は1日2クラス出席とし、密閉 密集 密接 の3密を避けるために4つの部屋に分かれて(1つの部屋に10人前後の子供たちと先生になります。担任の先生だけではなく、他の先生も保育に携わる事となります。)保育します。
 幼稚園の庭には、だんご虫がまるくなって子どもたちを待っています。不安な毎日ですが、少しでも楽しい事を考え、楽しい幼稚園生活になるようにと祈ります。タンポポでゆびわを作ったり、ネックレスを作ったり…。なかなか会えなかった子どもたちと、早く会いたいと心待ちにしている先生たちです。今年度もどうぞよろしくお願い申し上げます。
 

2019年度 園だより

2019年度 園だより
 
3月
【今月の聖句】
主に向かって心からほめ歌いなさい。そして、いつも、あらゆることについて、わたしたちの主イエス・キリストの名により、父である神に感謝しなさい。
エフェソ5章19節~20節
園長 鈴木志都
 散歩に行くと、どこからともなく漂う香りが甘く、風もやわらかく感じられる頃となりました。園庭では、きりん組が秋に植えたチューリップの球根も芽が出て葉っぱも出てきました。つぼみを持って花を咲かせる頃には、卒園 進級となるのですね。「大きくなったんだなあ」という歓びの中にちょっぴり淋しさも感じられます。
 2月の『小さな音楽会』では、お家の皆さまご参観くださり有難うございました。みんな心も身体も大きくなって、のびのびとその子らしく表現することができました。せっかく作り上げた先生と友だちと自分の良い関係ですが、子どもたちの成長を思うと今を引き止めるわけにはいきません。新しい生活へと期待をもって進みたいものです。
 私たちの子育て、幼稚園の毎日は子どもが主体となって日々過ごせているでしょうか?自分を出し切って遊んだ子どもは「脳が発達し、賢く、より勇敢に、優しくなる思いやりの心、判断する心」が育つといわれています。木に例えるなら根っこになる部分を育てるキリスト教保育が、みんなの人間の土台となる心を育て、これからもずっと神さまと人々に愛される喜びに満ちたものでありますように…。
 
 
2月
【今月の聖句】
キリストは、万物を支配下に置くことさえできる力によって、わたしたちの卑しい体を、御自分の光栄ある体と同じ形に変えてくださるのです。だから、わたしが愛し、慕っている兄弟たち、わたしの喜びであり、冠である愛する人たち、このように主によってしっかりと立ちなさい。
フィリピの信徒への手紙3章21節~4章1節
園長 鈴木志都
 今年は暖冬のためか、実家の畑から持ってきた梅の枝が立春を迎える前に、もう花を咲かせました。先日、上富田町の小学校ではインフルエンザが流行っていると耳にしましたが、幼稚園では、まだ増えていません。
3学期のこの時期の子どもたちは、どんどん遊びが深まります。ごっこ遊びも広がります。その子どもたちの成長段階を覗けるかのように、“小さな音楽会”が待っています。みんなで、気持ちや心を合わせて合奏したり、劇などでは多様なアイデアが飛び交い、新たな方向性が生まれたり、じっくりゆっくり考えたり、試したり、工夫したりして練習をしています。
私の子どもが1年生の時、担任の先生が話してくれました。「日頃、自分の子どもがこどもたちの中でどういう風に遊んでいるのだろう?と気になる時、何人かに家に遊びにきてもらうとよい。そして、黙ってそっと何か用事をしながら子どもの世界を見せてもらうと自分の子どもの遊びでの位置が見える。」と…〔決して偏見ではなく、子どもの園(その)を覗くつもりで…。〕そこで、親は自分の子どもにどういう体験をさせてあげればよいのか考えてみましょう。子どもが、自分の人生を自分で切り開いていけるようになるために…(子育ての参考になれば嬉しいです。)子どもの遊びが深まるこの時期に子どもの心を育てましょう。身近にある物で、お家の皆様も童心に返って一緒に遊びましょう。
 
1月
【今月の聖句】
わたしは、自分の置かれた境遇に満足する子とを習い覚えたのです。・・・私を強めてくださる方のお陰で、わたしにはすべてが可能です。
フィリピの信徒への手紙4章11節~13節
園長 鈴木志都
 新しい2020年がスタートしました。あけましておめでとうございます。
冬休み如何お過ごしでしたでしょうか?日本文化のおせち料理に親しんだり、おじいちゃんおばあちゃんに会ってお年玉をいただいたり、カルタやトランプをしたりして、常日頃とは違うお正月の空気を味わったことでしょう。子どもたちもぐ~んと背が伸び、身体もガッチリして一段とたくましさが増したように感じられます。
園には皆さんからクリスマスに戴いた献金のお礼が届いています。《愛の心》を本当にありがとうございました。クリスマスといえば、きりん組初の試み聖劇2回公演。子どもたちは、こちらが予想していた以上に緊張が増したようでした。でも、何一つ文句を言わず最後まで一生懸命頑張ってくれました。会場の皆さんに本当のクリスマスを届けようとしてくれるきりん組の子どもたちに、感謝の気持ちで一杯です。
子どもたちは今学期で今のクラスとお別れです。大いに“いっしょに”遊んでほしいです。活動してほしいです。その中から、健康に過ごし先生や友達と“いっしょに”いることを喜び合いたいと思います。本年もどうぞよろしくお願い申し上げます。
 
12月

【今月の聖句】

光は暗闇の中で輝いている

ヨハネによる福音書1章5節

園長  鈴木志都

 きりん組では、クリスマスのイエスさま誕生の降誕劇『聖劇』の練習が始まり、あちらこちらのお部屋からもクリスマスソングが聞こえ出しました。12月は何かと忙しいですが、ワクワクした気持ちになります。

 クリスマスツリーのてっぺんに輝く星は、イエスさまの生まれた“うまごや”を知らせる導きの星です。遠い東の国の博士たちもこの星を頼りにラクダに乗って、お捧げ物を持ってきたのです。4世紀頃の司教、セント・ニコラスが貧しい家に金貨を投げ入れた逸話がサンタクロースの始まりと言われていますが、最初のクリスマスのプレゼントは、赤ちゃんイエスさまに博士が『黄金』『乳香』『没薬』をお捧げしたのが始まりと言われます。それがずっと続き自然と習慣になって現在に至っています。2000年前に生まれた、イエスさまの誕生の喜びが続いているのです。シオン幼稚園で、どうぞ本当のクリスマスを知っていただければ…と願います。

 でも、イエスさまはどうして“うまごや”に生まれたのでしょう? どうして布にくるまれないでワラにくるまれて寝ているのでしょう? 聖劇の中で一番に降誕を知らされたのはどうして羊飼いさんなのでしょう? …この時代は、羊飼いの人びとが一番身分が低いとされ、生活がまずしくて苦しい毎日を送っていました。その人びとに一番に知らされ“うまごや”で生まれるという事は、私たち、一番弱い者の中に生まれてくださるという事になるのです。礼拝ときりん組の聖劇を通して私たち一人ひとりの心の中にイエスさまの誕生を感じ取っていただければ…と願います。心にあたたかいものが生まれてくだされば…と願います。それが、神さまからのプレゼント、『クリスマス』です。

 
 
 
11月
【今月の聖句】
同じ愛を抱き、心を合わせ、思いを一つにして、私の喜びを満たしてください。
フィリピ2章2節
園長 鈴木志都
 うれしい秋の実りを迎える頃となりました。お米も、リンゴも、かご一杯になるはずの季節なのに、千葉や福島の方では台風21号により、作物がほとんど全部と言っていいほど被害を受けました。心よりお見舞い申し上げます。私たちは、その地に行ってボランティア活動をすることもできませんが、幼稚園の子どもたちと毎日神さまに「早く、被害に遭われたみなさまが、心も体も元気になりますように…」とお祈りしています。
私たちは、今月、さつまいも掘り、収穫感謝祭、カーニバルと楽しい催し物が盛りだくさんあります。同じ愛を抱き、心を合わせ、思いを一つにして、神様が作ってくださった、お野菜やくだものに感謝して、その日を迎えたいものです。お家の皆さまには、また何かとご理解ご協力をお願いすることになりますが、どうぞよろしくお願い致します。
また、今年初めておじいちゃんおばあちゃんの集まる施設『ぱる』(白浜町)を年中ぱんだ組が訪問します。一緒にお歌を歌って楽しいひとときを過ごしてきます。
 
10月
【今月の聖句】
 また、ほかの種は良い土地に落ち、芽生え、育って実を結び、あるものは30倍、
あるものは60倍、あるものは100倍にもなった
マルコによる福音書4章8節
園長 鈴木志都
 最近、子どもの命が軽々しく絶たれてしまう事故や事件が報道され、いたたまれない気持ちで一杯です。子どもはエネルギーの塊です。そのパワーに満ちたエネルギーはたくましいものです。子どもたちは、大人や先生たちとそのエネルギーを共に感じ取りたい、共有したいと常に思っています。私たちはそれに答えられているのでしょうか。時には、そのエネルギーは大人にとって精神的にも肉体的にも疲れさせる存在となります。そんな時、スマホのゲームやユーチューブなど他の物に子どもの気持ちを横流しにしていないでしょうか?画面を利用したゲームは10分遊べばその3倍の時間を費やしたことになると言います。それなら時にはトランプやオセロのようなもので遊び、親子のコミュニケションを図ろうではありませんか。一人で遊ぶより、人と遊ぶ楽しさを大人が知らせようではありませんか。ゲームで、いとも簡単に何度も生き返る遊びをするより、メダカや生き物を飼って生き物すべてに命があることを伝えようではありませんか…。
 明日は運動会です。子どもたちのエネルギーの魂を感じ取ってください。一人ひとりそれぞれ目標は違います。でもそこに成長が見られます。子どもたちと共に元気に運動会を迎えられた事をまず喜び、お子さんの成長を共に歓びましょう。
 
9月
【今月の聖句】
沖に漕ぎ出して網を降ろし、漁をしなさい      
ルカによる福音書5章4節
                                               園長 鈴木志都
 幼稚園のお友だち、保護者の皆さん。夏休み如何お過ごしでしたでしょうか?
何年か前までは、お盆が過ぎると蝉の声が交代して、ミンミン蝉からツクツクボウシになりましたが、ここ最近はいつまでも暑くなかなか季節の移り変わりが分かりづらく思うのは私だけでしょうか?そうこう言ってる間に夏期保育も終わり、今日から二学期です。久し振りに会う子どもたちは、一回りもふたまわりも大きくなって身体だけではなく心も大きくなって、担任の先生もびっくりするほど人間豊かになっています。
 お家で一人では経験できない、友だちとのおもちゃの奪い合いや譲り合い。運動会の練習のかけっこなどの負けたくない気持ち…。子どもたちの声で幼稚園がにぎわいます。9月の聖句「沖に漕ぎ出して網を降ろし、漁をしなさい」子どもたちも先生も、神さまの御言葉に従って失敗を恐れずやってみましょう。挑戦しましょう。思いっきり園生活をたのしみましょう。神さまとお友だちと先生とつながっているからだいじょうぶ。
 
 
7月
【今月の聖句】
まことの光が輝いているからです。
                              ヨハネの手紙Ⅰ 2章8節
園長 鈴木志都
 「今年の恵みの雨は遅いなあ」と思っていたら、7月に入ろうとする今やっと梅雨を迎えました。6月は、門のところに実ったヤマモモの実で随分子どもたちと遊びました。ビニール袋に入れて手でつぶしておままごとのジュースにしたり、しぼった汁で和紙を染めてみたり、染めた和紙で七夕飾りの材料を作ったり…。自然の中から生まれた色はとてもやさしくかわいいピンク色でした。(門の掲示板に貼っていたアジサイがその色でした。)また、今は門に立っているマリアさまの上に、むくげの木が緑色のつぼみをつけています。年長さんの二人がそれを見つけ、採ってみたのです。剥いでいくと、中から白いものが出てきて、その白色の物の下の方が赤くなっていました。「これはなんなんだ?」と0君が言いました。「花のつぼみやねぇ」と私は言って次に「今から咲こうとしているから咲くまで待ってくれる?咲いたらきれいな形のまんまでポタンと落ちるからまたそれであそぶ?」と言ったのですが、反面「これはどうなっているのだろう?」と不思議に思って「調べたい。確かめたい。やってみたい。」という子どもの探究心も大切にしないと…と思いました。この子たちが将来すばらしい薬を発明してくれるかもしれません。介護に役立つ車を開発してくれるかもしれません。子どもの芽を知らずしらずのうちに摘んでしまってはいないだろうかと日々反省しながら一日の振り返りもしていきたいものです。
 7月の聖句は「まことの光が輝いているからです。」です。子どもたちは、友だちや先生と一緒に遊ぶ事が大好きです。勇気を出して「わたしもいれて。ぼくもしたい。」と言って「いっしょにしよう。」と受け入れられた喜びは、どんなにか嬉しいことでしょう。ヤマモモをつぶすだけの遊びでさえも『あそぶ楽しさ』は、大きく膨らみます。その時、7月の聖句「まことの光が輝いてる」になるのです。
 
6月
 
【今月の聖句】
息あるものはこぞって、主を賛美せよ。ハレルヤ
                                詩編150編6節
                                園長 鈴木 志都
 子どもたちの大好きな水や小動物とのふれあいが楽しくなる季節がやってまいりました。ですが、ここ最近園児や小学生が事故に巻き込まれると言う、居ても立っても居られないニュースが何回も飛び込んできました。子どもたちの笑顔が、自分たちでは防ぎようのない不運としか言いようのない事から断ち切られるなんて、どれだけ悲しい事でしょう。園でも送迎の車のエンジンがかかった状態で停められていることがあります。車がかってに動いたり、横を通った人の身体がその車に触れたり…何が起こるか分かりません。小さいお子さんが寝ていたりするかも知れませんが、どうぞエンジンを切って抱っこしたりしてお迎えくださいますようお願い申し上げます。
 園の方でも、新しいミニバスが入りチャプレンの奥村先生に祝福していただきました。安全に気を付けて運行してまいりたいと思います。神様からいただいた命を大切にして生きていきましょう。友だちとの喧嘩はお互い「ごめんね」という言葉でまた新しい一日を迎えられます。命あってこその幸せをかみしめて一日一日大切にしましょう。
 
5月
【今月の聖句】
天の下にあるすべてのものはわたしのものだ
                              ヨブ記41章3節
                              園長 鈴木志都
 プランターの下でぬくぬく気持ちよさそうに寝ているダンゴ虫に、突然布団をはぎとるかのように、ダンゴ虫捕り名人の手が伸びます。幼稚園には、たくさんのダンゴ虫捕り名人がいます。プランターの前にしゃがみこんでダンゴ虫を真剣に探すのです。まるで潮干狩りのようです。また、乾いた砂を石と砂に上手に分けて『さらすな』(子どもたちは、サラサラの砂をこう呼んでいます)を集めています。豆を皮と豆に分けるかのように、お皿の上に乗せて斜め上下に、横に素早く振ったりしてみんな楽しく遊んでいます。
 ぱんだ組のお友だちは、一人ひとり『ずかん』を持って園庭で虫や草花を見て大発見をしています。小さな生物学者です。私の春の大好きな子どもたちの様子です。
 今月の聖句「天の下にあるすべてのものはわたしのものだ。」…神さまの作ってくださった生き物すべてに命があり、その命に触れて、子どもたちは驚き感動しています。きりん組のみんなで作ったジャンボこいのぼりも風をうけて泳いでいます。10日という長い連休に入りますが、みなさん体調に気をつけてお過ごしください。入園したばっかりのお友だちは、せっかく幼稚園に慣れてきたところですが、また入園したての新鮮な気持ちで気軽に幼稚園に来てください。【あかるく、ゆたかに、ゆっくりと】です。
 
4月
                   【2019年主題聖句】
            その人は流れのほとりに植えられた木。
                           詩編1編3節
             ≪ことばに満たされて~ひびきあう~≫

                                                                            園長 鈴木志都
 桜の花、チューリップ…。春の花が満載の季節となりました。

 入園、進級おめでとうございます。先日から3日間、新入園児の慣らし保育がありました。
初日は泣かずにいたお友だちも、2日目になってちっちゃな胸が我慢しきれなくなったり、
「いつも一緒にいたお家の人が自分だけを置いていったりするはすがない。」と不安になって泣いてしまうこともありました。でも大丈夫です。幼稚園は、最初から無理強いしません。園服も脱がずカバンも背中に背負ったままでおかえりの時間になってもいいのです。先生たちは、一人ひとりに寄り添ってお子さんと心通わそうと思っています。どうぞ安心してお子さんを幼稚園におあずけください。そして、お家のみなさんはスッと立ち去りスッとお迎えください。子どもは大人が思う以上にたくましい面を持っています。幼稚園という社会にふみ出したお子さんを、おっきな心で「いってらっしゃい」と送り出してあげてください。
 キリスト教保育は、聖書の言葉を人が生きるための心の栄養分となるよう讃美歌やお祈りを通して噛み砕いて子どもたちに伝えていきます。それが、子どもたちの心に響き心に宿って見えない部分の人間の根っことなる強さ、優しさ、思いやりの土台が育っていきます。
 今年度は7月の夏休み頃から、教会が建築される運びとなっています。お子さまや保護者の皆様には大変ご迷惑をおかけすることになると思われます。教会のみなさんの願いがやっと実現する運びとなりました。どうぞご理解いただきたくお願い申し上げます。
 
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